いちはらハピネス「エンジン01」:広告業界の裏側ここだけの話の体験談

要約

この記事は、2024年1月27日に開催された「いちはらハピネス エンジン01」というイベントの体験談を共有しています。特に、「広告業界の裏側ここだけの話」というプログラムに焦点を当てています。主にマスメディアとWeb広告の関係性について深く掘り下げており、テレビCMの作成やキャッチコピーの重要性、広告媒体とデータの活用、Web広告媒体の需要、そして広告媒体の使い分けについての洞察を提供しています。この記事を読むことで、広告業界の現状と将来の動向についての理解を深めることができます。

いちはらハピネス エンジン01:広告業界の裏側ここだけの話

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2024年1月27日に「いちはらハピネス エンジン01」というイベントに参加しました。たくさんのプログラム(セミナー)があり、幅広い内容のプログラムがあるイベントです。私は数あるプログラムの中で「広告業界の裏側ここだけの話」というプログラムに興味があったため、参加してきました。今回は広告業界の裏側ここだけの話に参加した時の体験談を紹介していきたいと思います。

マスメディア広告

本プログラムは、主にマスメディアを通じて行われている広告活動の内容が中心になっていました。Webマーケティングを主要な事業として活動している当社にとって、共通する部分が多く、とても興味深い内容でした。特に、テレビCMの作成方法についての話題が印象に残っています。そのテレビCMの話題のなかで、今から5年ほど前(2018年ほど)のMastercardのCMで使われていた「プライスレス」というキャッチコピーが印象的というお話がありました。このプライスレスというフレーズにより、お金では買えないものがあることが強調されており、それ以外のお金で買えるものはMastercardで買えるという内容のテレビCMでした。一般的には「◯◯カードは数百店舗でご利用できます。」などといった利便性を強調したキャッチコピーを使われることが多いですが、Mastercardでは直接的な表現ではなく、印象に残るフレーズが使用されていました。このフレーズは5年経過した今でも、印象に残っていることから、優秀なテレビCMという位置付けになるようです。このような印象に残るような内容のCMを作成することで、その商品やサービスも連動して印象に残すことができます。

広告媒体とデータの活用

一方、当社が注力しているWeb広告との関係性についての話題もありました。現在では、テレビCMや新聞、ラジオといったマスメディアよりもSNS広告などのWeb広告がシェアを伸ばしている状況があります。このプログラムの後半で、これまでの広告は「芸術と科学」でしたが、現在の広告は「科学」になっていて、芸術の影がなくなりかけている。という話がありました。また、テレビCMは閲覧数やその属性などのデータを出す手段がないため、放送局や時間帯などから推測している話がありました。これは、Web広告が閲覧数や属性などの正確なデータが出ることに対して、マスメディアがデータを出す手段がないことを懸念されているように見えました。このことからも、広告から芸術が薄れていったのは、Web広告のシェアが伸びてきたことにより、データの重要性が高まったことが科学への結びつきが強化された要因と推測しました。

Web広告媒体の需要

Web広告は、閲覧数やその属性などの詳細なデータが得られることや、特定の属性に向けて広告を配信することができるため、コスト効率が高い広告媒体といわれています。Web広告媒体の需要が伸びている状況がありますが、動画のクオリティーはまだまだマスメディアに及ばないという現状があります。YouTube広告とテレビCMを比較するとその差は歴然だと思います。テレビCMは媒体の使用料金が高いことから、高い予算で広告を作成することが多いため、動画のクオリティーに差が生じることがあります。テレビCMは、クオリティーが高い動画しかありませんが、一方、YouTube広告は、動画のクオリティーにバラツキが生じやすい特徴があります。

広告媒体の使い分け

広告媒体にはWeb広告、マスメディア、紙媒体などのオフライン広告がありますが、今後はこれらの広告媒体を適切な方法で使い分けることが重要になると思います。広告媒体には、それぞれ良い点と悪い点があるので、特徴をよく理解しておくことが重要です。広告媒体を正しく使い分けることができたら、最大の成果が得られるようになると思います。当社では、Webマーケティング事業を中心に活動しております。Web広告や紙媒体などのオフライン広告も取り扱っており、それぞれの特徴を活かしていきたいと思います。

まとめ

  • 広告にはキャッチコピーが重要
  • Mastercardが使ったプライスレスというキャッチコピーは、長期間印象に残る
  • 長期間印象に残る広告は優秀な広告という位置付けになる
  • Web広告の需要が高まっている
  • そのため、広告にデータが使われる機会が増加した
  • 予算の影響によりテレビCMは動画のクオリティーが高い
  • これからは、数ある広告媒体を適切に使い分けることが大事

お礼

出演者の皆様、貴重なお話をしていただきありがとうございました。

このイベントに参加したことにより、私自身も改めて作成者側の立場になって考えることができましたので、とても良い機会になりました。